勉強が必要な理由は何?どうして勉強をしなくてはいけないのか

勉強はどうしてやらないといけないの?
このような疑問を持った方は大勢いると思います。
または、このように子どもに聞かれたことがあるかもしれません。そして、もしかしたら次のように答えてしまいませんでしたか?

そんなこと気にしないで勉強しなさい

勉強くらいできないとダメよ
このように答えになっていない返答をしてしまう前に、勉強をする理由についてあなたの言葉で答えられるようになりましょう。
または、なぜ勉強しないといけないのか疑問に思って大人に聞いたら上のように答えられたことがあるかもしれません。これではやる気をなくしますよね。
今回は、悲しい返答をしないため、納得できる答えを見つけるために「勉強する理由」を探す旅に出ることにしましょう。
旅支度をしよう!
旅に出る前にまずはあなた自身が考えてみましょう。
分からなかったから調べてるんだろうと思われるかもしれませんが、1分でもいいので考えてください。そして、分からないなりにあなた自身の回答を持った上でスクロールするようにして下さい。
あなたが真剣に勉強する理由を考えたという事実が子どもに説明する説得力となるでしょう。
もし、あなた自身が勉強する理由が知りたくてこのサイトに来て理由を考えた結果、納得できた回答を考えたならこの先を見る必要はありません。
考えた結果納得できなかった方は一緒に答えを探す旅にでましょう。

勉強は将来のため?
あなたと私は旅の途中でこのような親子の会話を耳にしました。

勉強なんてしたくない!
なんで勉強しないといけないの?

将来のためよ

じゃあお母さんは墾田永年私財法を覚えてなにか役に立ったの?

役には立ってないわね

やっぱり勉強なんて無意味なんだ
勉強する理由に対して「将来のため」と言うのは、誰にも予想できない未来について将来という曖昧で抽象的な言葉で誤魔化している印象を受けます。
無意味だと思っていることに対して、将来のためになるからと答えても具体的にどのようなことに役に立つのか分からないものです。確かに墾田永年私財法という言葉を覚えても将来役に立つと言われた方が信じられません。
「将来のため」では具体的にイメージできないので、新たな回答を探すために旅を続けます。
勉強は良い学校に入るため?

あなたと私がある塾の近くを通ると親子の会話が聞こえてきました。

もう塾に行きたくない。
なんで勉強しないといけないの?

いい学校に入るためだよ

じゃあその学校に入れなかったらこれまで勉強してきた意味はなくなるんだね
「いい学校に入るため」という理由も結構聞く理由だと思います。
子ども自身がモチベーションとしていい学校に入ることを理由にするのはいいと思います。
ですが、大人がいい学校に入るために勉強をするんだよというのは間違っています。
この言葉は、いい学校に入れなかった時の子どもを否定することになります。
いい学校に入るために勉強をしなさいと言って子どもは頑張って勉強していたとしても勝負である以上は落ちてしまうこともあります。このような時に、これまでの勉強を否定することになってしまう理由こそ「いい学校に入るため」なのです。
もしもを考えて理由は探さなければいけません。
更なる回答を探すために私たちは旅を続けます。
勉強は人生を豊かにするため?

少し進むと学校の近くにたどり着きました。すると、先生と生徒の会話が聞こえてきました。

先生!勉強ってなんでしないといけないんですか?

そうだな~ 人生を豊かにするためだな

豊かな人生ってなんですか?

いろいろな選択肢を選べるってことだ
勉強してるといろいろな分野を知ることになってそのうちに君が興味のある分野が出てくるだろう
その時のために今勉強してるんだよ

好きなことだけ勉強したいです

まだまだ知らない分野がある限り好きなことは増えるかもしれないぞ
好きなことが多いことはいいことだからな
「人生を豊かにするため」というのは、勉強をする理由の一つだと思います。
選択肢が増えると自然と興味のあることも増えてきます。興味のあることや好きなことをやっていると幸福度が高くなり人生は豊かになっていきます。
私が辿り着いた回答
ここまで旅をする中で様々な会話を聞いてきました。
その中で辿り着いた私の回答は
勉強の仕方を勉強するため
となります。
勉強は学校にいる時だけするものではありません。
学校を卒業して働いてからも勉強の連続です。
もちろん墾田永年私財法を覚えなさいというようなことは働いてからはないですが、どのように覚えたのかということは他のことでも活用できます。
数学の微分積分を覚えて何になるのか?もちろん、それを将来使わないかもしれませんが、難しいことについてどのように取り組んだかということは必ず役に立ちます。
勉強の仕方さえ知っていれば、今後現れる難題に対してどのように取り組めばいいかを思いつくと思います。
勉強の仕方を勉強するためなら学校の勉強じゃなくてもいいよね?
このように思われる方もいるかもしれませんが、実は学校の勉強はあなたの勉強の仕方を試すいい機会なんです。だって、たくさんの人と点数という明確な評価基準の中で競えるのは学生の間だけですよ。学生の方は、今の内に勉強の仕方を色々試してみてください。
まとめると、
- 可能性を広げるための勉強である
- 勉強内容は使わないかもしれないが、勉強方法は今後も必要になる
となります。
最後に
ここまで旅をしてきて、あなたは回答を持てましたか?
もし持てたなら一緒に旅をした甲斐がありました。
では、またの機会に。
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